【保存版】これでわかる!経理の要・決算業務を徹底解説

経理担当者や経営者の皆さま、「決算業務」の全体像について、自信を持って説明できますか?

「毎年税理士に任せているから大丈夫」「提出書類が多すぎてよく分からない」──そういった声をよく耳にしますが、決算業務は会社経営における“経理の要”とも言える非常に重要な業務です。

本記事では、中小企業の経理担当者や経営者が知っておくべき決算業務の基本と、失敗しないための実務ポイントを分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、決算業務の流れや注意点、効率化の方法まで網羅的に理解できるようになります。

特に、経理経験が浅い方やこれから決算業務を任される方、または決算で毎年バタバタしてしまう企業の経営者・経理担当者にとって必読の内容です。


決算業務とは?経営に欠かせない経理の集大成

決算業務の基本的な役割とは?

決算業務とは、1年間の会社の経営成績や財務状況をまとめる重要な業務です。

これにより、以下の目的が果たされます。

  • 会社の経営成績(売上・利益など)の可視化

  • 税務申告(法人税・消費税など)への対応

  • 銀行融資や取引先への信用確保

  • 株主・経営者への報告資料の作成

つまり、正確で迅速な決算業務の遂行は、企業の信用力と資金調達力に直結します。


決算業務の年間スケジュールと流れ

1. 日常業務の記帳と証憑整理(通年)

すべての決算業務は、日々の経理業務が正確に行われていることが前提です。

証憑(領収書・請求書など)の整理、仕訳の記帳、残高の確認を毎月おこなうことで、決算期に慌てずに対応できます。

2. 決算準備(決算月の前後1~2か月)

  • 売上・仕入・経費の漏れチェック

  • 未払費用・未収入金・前受金・前払費用などの洗い出し

  • 棚卸資産の確認と評価

  • 固定資産の減価償却費計上

  • 引当金(退職給付引当金・貸倒引当金など)の見積もり

※ここでの対応が遅れると、税理士からの問い合わせが殺到したり、修正に追われたりして業務がパンクします。

3. 決算整理仕訳の入力とチェック(決算日以降)

決算書を正しく作成するために、決算特有の仕訳(例:未払計上、前受金調整、棚卸差額処理など)を追加します。

この段階で残高試算表と実際の預金残高や在庫、請求書との突合を行い、正確性を担保します。

4. 決算書類の作成

  • 貸借対照表(B/S)

  • 損益計算書(P/L)

  • 株主資本等変動計算書

  • 注記表・内訳書・勘定科目内訳明細書など

税理士と連携して、「間違いのない、読みやすい、信頼性のある」決算書類を整えましょう。

5. 税務申告・納税(決算日から2か月以内)

法人税・消費税・地方税などの申告書を作成し、提出・納税まで行います。

納付期限は原則「決算日から2か月以内」ですので、スケジュール厳守が重要です。


決算業務でつまずきやすいポイントとは?

ポイント1:仕訳の漏れ・ミスが多発しやすい

決算月の直前にまとめて記帳をすると、領収書の紛失や記憶違いによるミスが発生しがちです。

特に交際費や出張費など現金精算が多い企業では注意が必要です。

ポイント2:売掛金・買掛金の残高不一致

得意先や仕入先との期末残高が合わないまま決算を迎えると、翌期の経理処理に大きな混乱を招きます。

月次での債権債務管理と、決算前の残高確認が不可欠です。

ポイント3:税務調整の知識不足

経理担当者の中には、「税務上の調整」を知らず、すべて会計上の数値をそのまま使ってしまうケースがあります。

税務調整には、交際費限度額、寄付金の損金不算入、減価償却限度額、引当金の制限などが含まれます。

税理士と連携し、決算書と税務申告書のズレを正しく理解しておくことが重要です。


決算業務を効率化・ミス防止するための5つのポイント

1. 月次決算の定着

月次での残高チェック・損益管理を徹底することで、決算時にまとめて処理する項目が大幅に減ります。

「月次を制する者が、決算を制す」といっても過言ではありません。

2. チェックリストの導入

「やるべきことをすべて頭で覚えている」状態は極めて危険です。

決算スケジュールに沿ったチェックリストを作成・運用することで、抜け漏れを防止できます。

3. クラウド会計ソフトの活用

freee、マネーフォワード、弥生会計などのクラウド会計ソフトは、自動仕訳やレポート機能、税理士との連携のしやすさが特徴です。

「リアルタイムで残高を把握したい」「入力ミスを減らしたい」という企業に最適です。

4. 外部専門家との連携強化

決算期だけでなく、月次レビューや四半期決算のサポートも税理士に依頼することで、ミスの早期発見と税務上の最適化が可能になります。

“丸投げ”ではなく、“共創”が理想の関係です。

5. 経理の属人化を防ぐ

1人だけが決算対応できる状態は非常に危険です。

業務の可視化・マニュアル化・分担化を進め、誰が見ても内容が分かる体制にしておくことが、組織のリスク管理にもつながります。


まとめ

決算業務は、単なる会計処理ではなく、会社の信頼性・将来性・経営力に直結する極めて重要な業務です。

そのためには、以下の対策が必要です。

  • 通年での正確な記帳・証憑管理

  • 計画的な決算準備とスケジュール管理

  • 税理士との連携と税務調整の理解

  • クラウド会計ソフトやチェックリストによる効率化

  • 属人化の解消と仕組み化の実践

弊社では、決算業務の改善サポート・記帳代行・税理士との連携支援・クラウド導入支援など、経理業務全般をトータルでサポートしております。

「毎年決算期にバタバタしてしまう…」「もっとスムーズに決算を進めたい」

そんなお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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